2020年10月6日火曜日

モナリザ症候群

読み方:モナリザしょうこうぐん
別名:モナリザシンドローム
別名:モナリザ仮説
別名:モナリザハイポセシス
英語:MONALISA hypothesis

モナリザ症候群とは、自律神経(交感神経)の機能低下によって太りやすく痩せにくい体質になること。学術的には「モナリザ仮説」(MONALISA hypothesis)と呼ばれており、つまり仮説の段階と位置づけられている。

モナリザ症候群の「モナリザ」とは、「Most Obesity Known Are Low In Sympathetic Activity」の頭文字語(アクロニム)である。例の絵画に由来しているわけではない。

  • Obesity = 「肥満」の意
  • Sympathetic Activity = 「交感神経の作用」を意味する語

「MONALISA hypothesis」を直訳するならば「たいていの肥満者は交感神経の働きが低下しているという仮説」といった意味になる。

 2020年半ば現在、いわゆるコロナ禍による自粛生活が長引く中、「コロナ太り」する人が増えているという指摘がある。コロナ太りは特に食べすぎているわけでもないのに太りやすくなる場合があるといい、その要因のひとつとして、運動不足、不規則な生活、慢性的なストレスなどによる交感神経の機能低下(いわゆる自律神経の乱れ)が考えられるという。