2014年5月27日火曜日

立体商標

読み方:りったいしょうひょう

立体的な形状そのものが商標として認められた製品、および、その商標。立体形状が自他商品識別力を持っていることを前提条件とし、その他に文字、図形、色彩などの要素が含まれる。

立体商標に対して、いわゆる通常の商標は「平面商標」とも呼ばれる。

国内における立体商標の例としては、国内では初めて立体商標に登録された不二家のペコちゃんをはじめ、ケンタッキーフライドチキン(KFC)のカーネル・サンダース像、コカ・コーラの瓶、ヤクルトのプラスチック容器、銘菓ひよ子、などを挙げることができる。

ヤクルトのプラスチック容器は、過去に特許庁が申請を棄却したことにより、欧米など各国で立体商標登録が認められていながら国内では立体商標として認められていないという状況が生じていた。2010年11月に知的財産高等裁判所が特許庁の審決を取り消し、ヤクルトの容器を立体商標として認める判決を下した。

2014年5月にはホンダのスーパーカブが立体商標として認められることが決定した。スーパーカブは、二輪車および乗り物として初めて立体商標に登録される事例となる。

関連サイト:
ヤクルト容器の立体商標が認められる - ヤクルト本社
「スーパーカブ」の形状が日本で立体商標登録認可 - 本田技研工業株式会社