2011年3月16日水曜日

改良型沸騰水型原子炉

読み方:かいりょうがたふっとうすいがたげんしろ
別名:改良型沸騰軽水冷却水炉
別名:改良型沸騰水型軽水炉
別名:改良型沸騰水型炉
別名:改良型BWR
英語:Advanced Boiling Water Reactor
英語:ABWR

原子力発電で使用される原子炉の一種である「沸騰水型原子炉」(BWR)を改良し、配管の単純化などを行ったもの。軽水を循環させるポンプを圧力容器の中に設置する「インターナルポンプ」技術が採用されている。

インターナルポンプの採用によって、改良型沸騰水型原子炉は、従来の沸騰水型原子炉で必要だった原子炉外部の再循環用配管を除くことが可能となった。このため、配管の単純化、格納容器の小型化などが実現されている。従来の沸騰水型原子炉に比べて、総じて安全性、運転性、信頼性が向上しているとされる。

日本国内で稼動している改良型沸騰水型原子炉の例としては、新潟県の東京電力柏崎刈羽原子力発電所6号機、7号機がある。