2011年4月8日金曜日

津波肺

読み方:つなみはい

津波災害に遭った後に罹患しやすい肺炎。津波に呑まれた際に、海水や、津波が途中で巻き込んだ土、ガレキ、重油、病原菌などが肺に侵入することで炎症を起こすもの。肺炎の中でも重症に陥りやすいとされる。

2011年3月に発生した東日本大震災では、東北地方太平洋側の広域に津波が襲った。津波から辛くも助かった被災者の中には津波肺に罹って苦しむ人が多くいるという。2011年4月8日現在、被災地・避難所では、津波肺の他にも「低体温症」「肺塞栓」あるいは「ツツガムシ病」などの健康に対するリスクが被災者をおびやかしている。