2011年4月8日金曜日

ツツガムシ病

読み方:ツツガムシびょう

ダニの一種であるツツガムシの幼虫を媒介として、「リケッチア」と呼ばれる病原体に感染することで生じる感染症。

ツツガムシ病はリケッチアを体内に保有する「有毒ツツガムシ」に咬刺されることで感染する。発熱、発疹が見られ、抗生物質が普及する以前は死亡率の高い危険な病気であった。

なお、ツツガムシの中にはリケッチアを持たない「無毒ツツガムシ」もあり、これに咬刺された場合は咬み傷が数日残る程度で済む。

2011年3月に発生した東日本大震災では、多くの人が住居を失い避難所生活を強いられている。4月に入り、ツツガムシが活動しだす季節を迎えるため、国立感染症研究所などが十分に警戒するよう注意を呼びかけている。

関連サイト:
被災地におけるつつが虫病について - 国立感染症研究所 ウイルス第一部・感染症情報センター 4月1日現在