2011年4月8日金曜日

低体温症

読み方:ていたいおんしょう

体温の低下によって身体の生理的な機能が害される症状。体温が外部に放出され続け、体温が維持できなくなった場合にかかりやすい。

一般的に、人体の体温が35度以下に下がると低体温症になるとされる。30度を下回ると意識の低下や心拍数の低下が起こるなどの重篤な状態に陥り、20度を下回ると凍死に至る危険がある。

2011年3月に発生した東日本大震災では、多くの被災者が住居を失って避難所生活を強いられることとなったが、残寒の非常に厳しい3月の東北地方で低体温症に罹る場合が多く見られた。重度の肺炎「津波肺」などと共に低体温症は助かった被災者を悩ませている。

関連サイト:
低体温症 地震で被災された方へ - 日本登山医学会