2011年4月11日月曜日

ホワイトスペース

英語:white space

「空白地帯」の意味。特に、電波の周波数帯域のうち、放送など特定の目的のために割り当てられているが、実際上は未使用になっている帯域を指す。

放送波は従来、各放送局に割り当てられ、混信を避けるために一定の周波数帯域を未使用にしてチャネル同士を隔てるなどして運用されてきた。ところが実際には、地域によって使用状況に差があり、特定地域では特定の周波数帯域が全く使用されていない、といった状況が生じている。

また、電波の干渉を避けるために周波数帯域に空白が設けられていたが、地上波テレビ放送のデジタル化や通信設備の高度化などによって、電波干渉も軽減されつつあり、有効利用が可能となっている。

総務省は2009年12月から、電波の有効利用を目的としてホワイトスペースの活用に関する検討会(新たな電波の活用ビジョンに関する検討チーム)を開き、その中でホワイトスペースの試験的活用および実証実験を行うための「ホワイトスペース特区」を決定した。

関連サイト:
新たな電波の活用ビジョンに関する検討チーム - 総務省