2011年6月10日金曜日

双葉断層

読み方:ふたばだんそう

福島県原町市から宮城県までを南北に貫く断層。

2011年6月9日に政府地震調査委員会が発表した報告書によれば、双葉断層は、東京-埼玉の立川断層帯、長野の牛伏寺断層とともに、東日本大震災の地震の影響によって地震発生確率が高まった可能性があるという。どの程度まで地震発生確率が高まったかは、発表時点では定かでないが、福島第一原発が近くに立地しているため、万が一に備えて警戒が必要という見解が示されている。

なお、双葉断層で地震が発生した場合の予測規模はマグニチュード7前後となっている。ちなみに、立川断層帯は都心に非常に近い場所でマグニチュード7クラスの地震が発生する可能性のある断層帯であり、牛伏寺断層は内陸部では最も規模の大きいマグニチュード8クラスの地震が発生する可能性がある、また発生確率は今後30年のうちに14%と高いという特徴がある。

関連サイト:
双葉断層 - 地震調査研究推進本部
東北地方太平洋沖地震に伴う長期評価に関する対応について(PDFファイル)