2011年9月15日木曜日

津波火災

読み方:つなみかさい

津波が誘因となって発生した火災の総称。津波により自動車や船が流され、燃料が漏れ出て、破壊された電気系統などが火元になることが多い。ガレキや森林に燃え移って広範囲に燃え広がったり、ガレキに妨げられて火災現場に行きづらく、消火活動が捗らないといった困難があり、被害が大きくなりやすい。

NHKが2011年9月に発表した調査報告によれば、2011年3月に発生した東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)の大津波で発生した津波火災は、宮城県だけでも100件、岩手と福島を合わせると3県で130件以上、発生していることが明らかになっている。