2012年1月25日水曜日

原野商法

読み方:げんやしょうほう

山林などの低価値の土地を、「将来的に値上がりする」などの甘言で誘い、高額で売りつける詐欺の手法。

原野商法で売買の対象とされる土地は、例えば北海道の奥地や山間地などのような僻地である。実際に現地に行って確かめることはほとんど困難であり、人が足を踏み入れたこともないような山奥の場合もある。「新幹線の開通でアクセスが良くなり、必ず値上がりする」などと、もっともらしいことを言い、投機させようとする。

原野商法は1960年代から1980年代にかけて多く見られた。近年では、かつて原野商法で被害にあった人が二次被害に狙われる場合が多く発生している。2011年8月には自営業の男が、2012年1月には不動産会社の社長が、過去に原野商法で騙された人の「カモリスト」を手がかりに、別の手口で金銭を騙し取ったとして、逮捕されている。

関連サイト:
原野商法とは - 英知法律事務所「悪徳商法と消費者被害」