2012年5月18日金曜日

コンプガチャ問題

読み方:コンプガチャもんだい

ソーシャルゲームにおけるアイテム課金方式の一種である「コンプガチャ」が、景品表示法に抵触すると解釈されるなど、社会的に問題視されている一連の騒動。2012年5月に、消費者担当大臣によって違法である可能性が指摘され、大きな議論を呼んだ。

コンプガチャ(コンプリートガチャ)は、カプセルトイ(ガチャ)の方式でアイテムを購入する方式に、アイテムを全種類揃えるとスーパーレアアイテムが貰えるという仕組みを加えた方式である。ガチゃで入手できるアイテムはランダムであり、全て揃えるには多くのガチャを購入する必要があるため、高額課金になりやすいという点が指摘されてきた。

消費者庁は2012年5月9日、コンプガチャの方式が景品表示法で禁じられる「射幸心を煽る」方式であり違法であるとの見解を発表した。これを受けて、ソーシャルゲームを提供するDeNAやグリー、ソーシャルゲーム6社連絡協議会、バンダイナムコなどが、コンプガチャを廃止する旨を表明した。

2012年5月18日には、消費者庁により、コンプガチャやビンゴガチャなどの方式は景品表示法違反に該当するとの見解が公式に発表された。これは、景品表示法第三条に基づく公正取引委員会の告示「懸賞による景品類の提供に関する事項の制限」に含まれる、いわゆる「カード合わせ」に該当するものであるという。