2012年7月11日水曜日

着床前診断

読み方:ちゃくしょうまえしんだん

体外受精を実施して受精させた卵細胞を、子宮に移植して着床させる前に、受精卵に染色体異常などがないか診断すること。

着床前診断を行うことで、性別や、先天性の遺伝子疾患の有無などを調べることが可能になる。染色体異常を原因として流産するケースを回避できるため、不妊治療としても一定の成果を上げている。

着床前診断を行うと、染色体異常が見つかった受精卵を排除することが可能になる。そのため、作為的に命を選別することに繋がるという倫理的観点からの問題提起、および議論が行われている。

関連サイト:
「着床前診断」に関する見解 - 社団法人日本産科婦人科学会 2010年6月