2013年10月17日木曜日

チェリャビンスク隕石

読み方:チェリャビンスクリいんせき
別名:チェリャビンスク・メテオ
別名:チェバルクリ隕石
別名:チェバルクリメテオライト
別名:チェバルクリミーティアライト
英語:Chelyabinsk meteorite
英語:Chebarkul meteorite

2013年2月15日にロシアのチェリャビンスク州に落下した隕石の呼び名。落下地点の一つであるチェバルクリ湖にちなんで「チェバルクリ隕石」とも呼ばれる。

2月15日の朝、チェバルクリ隕石はロシア東部に飛来し、西に向かって落下した。質量は推定10トン、大気圏に突入する前は1万トンほどあったと見積もられている。高度数十キロメートルの上空で崩壊したが、破片の一部が燃え尽きることなく地上に落下した。

NASAは、この10トンの隕石が上空で崩壊した際のエネルギーは広島に落とされた原子爆弾の30倍にも上ったとしている。隕石は衝撃波を放ちながら落下した。チェバルクリ隕石が輝きながら上空を横切っていく様子は多くの人々により撮影されている。

チェバルクリ隕石の落下の衝撃により、周囲の建物で窓ガラスが割れるなどし、1000名以上が負傷するなどの損害を受けた。落下の翌日、この時期は湖面が凍結しているチェバルクリ湖において、直径8メートル前後の穴が開いていることが確認された。穴の周囲で採取された鉱物片は、隕石であると断定された。