2013年4月10日水曜日

誘拐婚

読み方:ゆうかいこん
別名:誘拐結婚

ある女性を男性が誘拐し、一定期間監禁し続けると強制的に結婚が決定するという慣習。主にコーカサス地方、あるいはキルギスなどで行われてきたが、現在では深刻な社会問題の一つとなっている。

誘拐した男性の親族が女性に対して結婚するように説得することもある。一方の女性側の家族も女性を取り返すための交渉を行う。2007年3月9日のAFP通信の記事によると、男性の家で3日間(一晩という説もある)過ごした場合、その女性は既に「汚された」とみなされるため、そこに嫁ぐことがほとんどである。

一部の地域では現在も残る慣習であり、人権団体などは、女性に対する暴力や人権侵害だとして根絶を訴えている。

関連サイト:
女子大生、今なお残る「誘拐婚」の風習の犠牲者に キルギスタン - AFPBBニュース