2013年4月10日水曜日

フォークランド紛争

読み方:フォークランドふんそう
別名:フォークランド戦争
別名:マルビナス戦争
英語:Falklands War
英語:Falklands Conflict

大西洋沖、アルゼンチンの東に位置するフォークランド諸島をめぐるイギリスとアルゼンチンによる一連の紛争。1982年から3ヶ月にわたって行われ、最新兵器が多く用いられた戦争であった。2013年4月現在、フォークランド諸島はイギリスが実効支配している。

1982年、アルゼンチン軍によるフォークランド諸島への侵攻に対して、イギリスが機動艦隊を派遣したことで紛争が勃発した。当時のアルゼンチン国内はインフレなどにより、国民の生活が困窮していたこともあり、国内の不満を解消するためにフォークランド諸島の領有権問題を引き合いに出したといわれている。

3ヶ月に及ぶ戦闘の末、イギリスが勝利したが、両国共に多くの犠牲者を出した。両国は1990年に国交を回復したものの、英国がフォークランド沖で油田開発を開始したため、再び緊張が増している。

2013年4月9日のMSN産経ニュースの記事によると、アルゼンチン侵攻から領土を守ったマーガレット・サッチャーの強硬な姿勢は、イギリス国内で高く評価されている。一方で2013年4月9日の時事通信の記事によると、マーガレット・サッチャーに対してアルゼンチン国内は冷ややかであり、サッチャーの死去に対しても政府は公式声明を発表しなかった。

関連サイト:
妥協なき政治手法 「フォークランド」勝利導く - MSN産経ニュース
サッチャー氏死去に冷ややか=残るフォークランドの恨み-アルゼンチン - 時事通信