別名:ブシェール原発
別名:ブーシェフル原子力発電所
別名:ブーシェフル原発
英語:Bushehr Nuclear Power Plant
英語:Bushehr nuclear plant
英語:Bushehr nuclear power station
イランの原子力発電所。ペルシア湾岸の都市ブシェール(ブーシェフル)から12kmほど離れた地点にある。
ブシェール原子力発電所はイラン初の原子力発電所である。建造にはロシアが協力している。原子炉のタイプはロシア型加圧水型原子炉(VVER)である。1970年代末に建設計画がスタートしたが、イランとロシアとの契約問題によって一時頓挫した。1990年代に建設計画が再開され、2011年に原子炉1号機が完成・稼働を開始した。なお、イランは原子力発電所を保有していながら原子力安全条約に批准していない唯一の国である。
2013年4月9日にイランの南部でマグニチュード6.3の地震が発生した。翌10日までに、家屋が倒壊するなどして30名以上が死亡、800名以上が負傷したと報じられている。震源地はブシェール原子力発電所から100キロメートル程度の地点と近い。イラン国営放送は10日の時点で、原発に問題はない旨を発表している。