2013年5月28日火曜日

ネオニコチノイド系農薬

読み方:ネオニコチノイドけいのうやく
別名:ネオニコ系農薬
別名:ネオニコ

主に殺虫目的で農作物の栽培に使用される農薬。世界各地で広く使用されており、日本でも1990年代以降に用いられるようになった。それまで用いられていた農薬に比べて、少量でも殺虫効果が高いとされている。

ネオニコチノイドとは、タバコに含まれるニコチンに似ていることが名前の由来だとされている。主に昆虫に対して効果が大きく、アセチルコリンの正常な働きを撹乱するとして、農薬から家庭用の殺虫剤まで幅広く用いられている。また作物に吸収されるため、洗っても落すことができないことや、条件によっては地中に長期間残ることなどが特徴である。

ネオニコチノイド系農薬は世界各地で起きている蜂群崩壊症候群の原因の一つだと疑われている。ミツバチだけでなく他の生物にも影響を与える可能性があり、生物多様性を脅かす可能性も懸念されている。そのため欧州連合は2013年12月からネオニコチノイド系農薬の使用を全面禁止にすることを決定した。

関連サイト:
ミツバチに有害な農薬禁止=EU - 時事通信
NO!ネオニコ