2013年11月8日金曜日

ソチ五輪休戦

読み方:ソチごりんきゅうせん
別名:ソチ五輪期間中の休戦
別名:ソチ五輪停戦
別名:ソチ五輪期間中の停戦

2014年冬に行われるソチオリンピックおよびパラリンピックの会期中に、国連加盟国が戦争・紛争を行わないこととする決議。2013年11月6日に、国連総会本会議において決議案が無投票採択された。

「五輪休戦」は古代ギリシャの時代からの伝統であり、現代でも1994年のリレハンメル五輪以降、開催年の前年に国連で決議されるのが通例となっている。過去にはリレハンメル五輪の際にボスニア・ヘルツェゴビナ紛争の停戦が行われたり、1998年の長野五輪の際には米国がイラクへの武力行使を断念したりするなど、一定の功績を上げてきた。しかし、2004年のアテネ五輪の際にはイラク戦争の停戦協議が決裂し、戦闘が再開されるなど、必ずしも守られてこなかった。

ソチ五輪休戦の決議に関連する戦争・紛争としては、2011年以降激化しているシリア内戦が言及されることが多い。しかし実際には、シリア内戦は泥沼化の様相を呈しており、休戦が困難な状況だと見られている。