2013年11月8日金曜日

ブルートレイン

別名:ブルトレ

客室付き寝台列車のうち、客車の車体が青く塗装されており、機関車が牽引するもののこと。

ブルートレインは1956年の「あさかぜ」運行開始以降、長らく親しまれてきた歴史があり、1970年代から1980年代前半にかけては鉄道ファンによる「ブルートレインブーム」もあった。近年は新幹線の開通、航空会社やバス会社との競争の激化、車体の老朽化などに伴い、廃止・縮小される傾向にある。2008年には「銀河」「なは」「あかつき」が、2009年には「富士」「はやぶさ」が、2010年には「北陸」が廃止されている。

2013年11月にJR東日本・北海道・西日本の3社は、2015年度末の北海道新幹線開業に伴い、現在運行しているブルートレインを廃止する見込みであることを発表した。2014年3月に「あけぼの」、2014年度末に「北斗星」の廃止が予定されており、これによって国内から全てのブルートレインが姿を消すこととなる。

また、青函トンネルの送電電圧の転換なども理由として、ブルートレイン以外の寝台列車「トワイライトエクスプレス」「カシオペア」も、2015年度末の廃止が予定されている。なお、客室付き寝台列車の全てが廃止されるわけではなく、「サンライズ出雲」や「サンライズ瀬戸」などは当面の間存続される見通しである。