2013年11月21日木曜日

セックスツーリズム

別名:買春ツアー
別名:売春ツアー
英語:sex tourism

買春を主な目的とした観光旅行のこと。セックスツーリズムは、全世界で数十億ドル規模の産業だともいわれている。

一般的に、成人の観光者が旅行先で、成人の売春婦を対象として合法的な買春を行うことは問題視されない。セックスツーリズムが問題視されるのは、買春の対象が未成年であった場合や、性的虐待や人身売買が関係する場合などである。特に、未成年の児童を対象としたセックスツーリズムは、「児童セックスツーリズム(CST)」として分けられることもある。

セックスツーリズムを行う観光客(セックスツーリスト)の多くは先進国の男性であり、セックスツーリズムの目的地となるのは主に、本国よりも安い金額で買春を行うことができる場所である。そのような場所は往々にして貧困地域であり、特にタイ、カンボジア、メキシコ、ブラジルなどの発展途上国が、セックスツーリズムが盛んな国として挙げられることが多い。

なお、女性観光客によって行われる「女性セックスツーリズム」という概念も存在するが、これは男性のセックスツーリズムとは性質が異なる場合もあるといわれている。特にジャマイカなどでは、「ロマンスツーリズム」と呼ばれる、本国では体験できない「ロマンス」を主目的としたセックスツーリズムが行われているという。