2014年2月14日金曜日

福島宣言

読み方:ふくしませんげん

2014年2月に福島県郡山市で行われた、民主党の定期党大会で、全会一致で採択された宣言。民主党の党大会が福島県で行われるのは初めてのことであり、宣言は民主党福島県連の要請により、「福島宣言」の名を冠することとなった。

福島宣言では、「福島の再生なくして日本の再生なし」や、「すべての被災地復興を支援し、すべての国民のいのち、雇用、暮らしを守る」など、東日本大震災および福島第一原発事故の復興に向けたスローガンが掲げられた。党大会では、原発の廃棄物を保管する中間貯蔵施設を、国ではなく自治体が管理することなどを盛り込んだ政府への中間提言も発表された。

また、福島宣言では、民主党が野党勢力の中心的存在となり、安倍晋三首相率いる自民党政権と「厳しく対峙」していく方針も掲げられた。民主党の海江田万里代表は党大会の挨拶で、安倍政権を「暴れ馬」と表現して批判するとともに、2014年を民主党再生の年とし、2015年春に予定されている統一地方選挙に全力を挙げるという目標を明らかにした。

なお、「福島宣言」は、2012年3月の「3.11ふくしま復興の誓い2012」で、福島県知事により発表された「ふくしま宣言」とは異なる。

関連サイト:
【定期党大会】本会議(2)大畠幹事長が議案提起・承認~ - 民主党