2014年2月7日金曜日

データサイエンティスト

別名:データ科学者
別名:分析人材
英語:data scientist

ビッグデータ(大量のデータ)を収集・整理・分析し、その中からビジネスにおいて有用なデータを見い出すとともに、分析によって得られた情報を基にして予測や判断を行い、企業の課題や戦略を提示する能力・役割を持った業種あるいは専門家のこと。ビジネスにおけるビッグデータ分析の重要性が高まったことに伴い、2013年頃から特に注目されるようになった。

データサイエンティストは、ビジネスの分野や動向に関する知識に加え、統計解析やモデル構築などの手法を用いてデータを解析することから、数学や統計学、プログラミングなどの素養が求められる。また、データサイエンティストは、プロジェクトの責任者や企業の上層部などにデータの分析結果などを分かりやすく伝える必要があることから、コンサルティングやプレゼンテーションに関連する能力も求められることとなる。また、データサイエンティストの定義によっては、得られた情報から新たなサービスを創出することができる起業家としてのスキルも必要とされることがある。

データサイエンティストは2013年に注目された当時、定義や標準的なスキルなどが明確でなかったことから、その整備や人材育成などを目的として、一般社団法人データサイエンティスト協会が設立された。データサイエンティスト協会は、2015年を目標に、検定や認定制度などの評価基準の策定を行うとしている。

関連サイト:
一般社団法人データサイエンティスト協会