2014年3月27日木曜日

子育て世帯臨時特例給付金

読み方:こそだてせたいりんじとくれいきゅうふきん
別名:子育て世帯臨時特例給付

消費税増税にあたり、子育て世帯に臨時的に支給される給付金のこと。子育て世帯への増税の影響を緩和し、消費の下支えを図る目的で支給される。

子育て世帯臨時特例給付金は、低所得者を対象とした「臨時福祉給付金(簡素な給付措置)」と類似の給付金であり、支給額は同じ1万円である。対象児童1人につき1万円が支給される。

子育て世帯臨時特例給付金の支給対象は、2014年1月分の児童手当の受給者で、かつ前年の所得が児童手当の所得制限額を超えない者である。しかし、収入が高く、児童手当が月5000円の世帯は対象外となる。支給対象者は、全国で1270万人に及ぶと見込まれている。

子育て世帯臨時特例給付金の支給を希望する対象者は、給付の実施主体である市町村に申請を行う必要がある。市町村は児童手当の受給状況や所得などを審査したのち、一元的に支給を行う。市町村は、対象者の申請を促すために申請書の送付や広報活動を行ったり、臨時の窓口を設けたりして対応にあたる予定である。給付金や給付実施にあたっての事務費は、全て国庫負担と定められている。

なお、生活保護の対象者に関しては、生活扶助基準に増税の影響が加味されていることから、子育て世帯臨時特例給付金の支給対象とはならない。また、「臨時福祉給付金(簡素な給付措置)」との同時受給も不可とされている。

関連サイト:
子育て世帯臨時特例給付金 - 厚生労働省