2014年5月26日月曜日

自主避難

読み方:じしゅひなん
別名:自主的避難
別名:自発的避難

避難勧告などが特に出されていない状況において、あるいは避難勧告の対象に含まれていない者が、自らの判断により避難すること。

例えば、2011年3月に東日本大震災と併発して東京電力福島第一原子力発電所の原発事故が発生した際、当該施設から半径20キロメートルに設定された「警戒区域」、その周辺に指定された「計画的避難区域」などの避難指示区域には含まれなかった区域の住民が、少なからず、放射性物質の飛散による健康被害などを懸念して、自発的に原発からより遠く離れた市あるいは他県へ移った。

国土交通委員会が震災・原発事故後の状況について報告した文書「福島の被災者・避難者に対する支援策の現状と課題」によれば、2013年4月時点で、国による避難指示や勧告により避難している被災者は約10万7000人、避難指示区域に該当しない地域から自主避難した者は約4万5000人に上るとされる。

関連サイト:
福島も被災者・避難者に対する支援策の現状と課題 - 国土交通委員会
避難状況等について - 文部科学省 原子力損害賠償紛争審査会(第4回)資料