2014年7月28日月曜日

非配偶者間体外受精

読み方:ひはいぐうしゃかんたいがいじゅせい

配偶者でない(夫婦関係にない)者から、配偶子(精子または卵子)の提供を受けて体外受精を行うこと。および、そうした生殖補助医療技術。

体外受精は自然な性交による妊娠が困難である場合に行われるが、とりわけ配偶者いずれかの精子や卵子に問題があって妊娠が困難、あるいは配偶者が精子や卵子を持たないといった場合は、第三者から配偶子の提供を受ける非配偶者間体外受精が検討される場合がある。

体外受精の方法は取らずに、第三者(非配偶者)の精子を人工的方法によって妻の子宮へ注入し、自然な着床を試みる方法が取られることもある。これは「非配偶者間人工授精」とも呼ばれる。

非配偶者間体外受精において、配偶子は匿名の他者から提供を受ける方法と、親・兄弟などの親近者から提供を受ける方法がある。親近者から提供を受ける場合は、血のつながりが得られ、子供の血縁的系譜が明確になるという利点がある一方、人間関係が複雑になる懸念もある。