2014年12月18日木曜日

チクングニア熱

読み方:チクングニアねつ
別名:チクングニヤ熱
別名:チクングニアフィーバー
別名:チクングニア
英語:Chikungunya fever
英語:CHIK

チクングニアウィルス(CHIKV)によってもたらされる熱病(熱性疾患)。ヒトスジシマカやネッタイシマカなどの蚊を媒介して感染する。アフリカで1950年代に発見され、同地域で多く感染例が報告されている。

チクングニア熱の症状は、発熱、および関節の痛みを主とする。多くの点でデング熱と似るが、関節痛を伴うという点は特徴的といえる。この関節痛の程度は酷く、場合によっては耐えがたい程であるとされる。そうした症状は半月以上にわたり続く。

チクングニア熱は基本的には非致死性疾患であり、重症化しても生命の危険に瀕することは稀とあれる。死亡率は0.1パーセント程度ともいわれている。しかしながら感染者の数が増えれば死者も出る。CNNは北米で2013年から2014年にかけて100万人規模の大流行が起こり、100余名が死亡していることを伝えている。

関連サイト:
チクングニア熱 - 国立感染症研究所 感染症情報センター 感染症の話
蚊が媒介するチクングニア熱、米大陸で100万人が感染 - CNNニュース日本語版 2014年12月18日