2017年11月20日月曜日

チバニアン

別名:千葉時代
別名:千葉の時代
英語:Chibanian

地質学的区分における中期更新世、約77万年前~12万6千年前の時代区分の名称候補として2017年11月に内定した呼称。同月時点では確定したわけではないが、地質年代の名称としては初となる日本の地名由来の国際標準名になるものとして期待と共に報じられている。

チバニアンと呼ばれる約77万年前の地質年代は、地球の南北の磁場(地磁気)が逆転した時期であり、地球史上最後に地磁気が逆転した時代とされている。同時代を示す地質学的な国際標準模式地(GSSP)として、千葉県市原市の地層と、イタリアの地層が候補に挙った。市原市の地層がGSSPとして選定されれば、国内初のGSSPとなる。同時に「チバニアン」の名称が正式に採用される公算が極めて濃厚となる。

チバニアンの名称が国際標準名として正式に決定されるか否かは、国際地質科学連合(IUGS)における発表を待つことになるが、発表時期は2017年11月時点では特に公表されていない。2018年の初旬から半ば頃になるものと目されている。

関連サイト:
千葉県市原市の地層を地質時代の国際標準として申請 認定されれば地質時代のひとつが「チバニアン」に ― 大学共同利用機関法人情報・システム研究機構 国立極地研究所