2011年8月2日火曜日

フロリゲン

別名:花成ホルモン
別名:開花ホルモン
別名:花咲かホルモン
英語:florigen

植物の花芽、すなわち展開して花が咲く芽の形成を促進するとされる物質。

フロリゲンは、1937年にはその存在が予言されていたが、それが何の物質であるのかは、70年もの期間にわたり特定されずにいた。2007年に奈良先端科学技術大学院大学の研究チームが「Hd3a遺伝子」から生成されたたんぱく質であることを解明した。

2011年8月1日、奈良先端科学技術大学院大学の同じ研究チームが、フロリゲンの受容体を発見すると同時に、開花時期を自在に変えて花を咲かせる技術を開発したと発表、科学誌Nature上で発表した。

フロリゲンによる開花時期操作の実現は、いわゆる「花咲か爺」を現実のものとする、というだけでなく、農産品の安定的生産などに役立つという。

関連サイト:
自在に花を咲かせる夢のホルモン(フロリゲン)を世界に先駆け発見!
花咲かホルモン(フロリゲン)の受容体を世界で初めて発見 -奈良先端科学技術大学院大学