2011年8月19日金曜日

応援融通

読み方:おうえんゆうずう
別名:需給相互応援融通電力

電力会社の間で行われる電力融通制度のうち、発電施設のトラブルなどによって電力供給量が低下し、需要をまかなう十分な発電量が確保できない場合に、供給力に余裕のある他の電力会社から電力を融通してもらうこと。電力が足りないときに相互支援を行う制度と言える。

電力供給量に余剰が生じ、自社内で調整してもなお供給力が余る場合などに、周囲の電力会社に引き取ってもらう制度は、「協力融通」(広域相互協力融通電力)という。これは、例えば水力発電が天候の影響などで一時的に余剰の発電力を持った、というような場合に行われる。

また、自社の発電力で電力供給が可能であることを前提として、より低コストで発電する他社から電力を買って電力供給のコストを下げることを「経済融通電力」などという。