2020年7月19日日曜日

四面楚歌

読み方:しめんそか

四面楚歌とは、まわりが敵ばかりで助けるものがいない状況のこと。わかりやすく言うと、集団の中で孤立しているということである。中国の歴史書「史記」に記載されている「楚の将軍であった項羽が漢の将軍劉邦の率いる群と戦を行った際、四方を囲む官軍の中から楚国の歌が聞こえたことで自国が既に降伏し援軍が来ないことを悟った」という故事に由来している。

「四面楚歌」を英語でいう場合、故事に基づき直訳するなら Chu song from four sides のような表現になるが、「敵中に身を置いている」という趣旨を述べるなら amidst enemies のように表現すればよい。

「四面楚歌」を使った例文

「私は米国と戦争をすべきではないと訴えたが、軍国主義全盛であった当時その意見に賛同する者はおらず、四面楚歌であった」。「大統領は、新たな政策を断行しようとした。しかし、支持を失った状態では議会でも四面楚歌であり、結局政策の断行は断念せざるを得なかった」。

四面楚歌の類義語・対義語

四面楚歌の類語には「孤立無援」「万事休す」などが挙げられる。場合によっては「絶体絶命」も類語として使える。四面楚歌には「周囲には敵対する者しかいない」という意味合いを含むので、味方がひとりも居ない旨を強調する場面にはうってつけである。

四面楚歌の反対語には「同じ目的のために協力する」という意味で「一致団結」や「和衷共済」などの表現が挙げられる。