2020年7月17日金曜日

青天の霹靂

別名:青天のへきれき
別名:晴天の霹靂

「青天の霹靂」とは、「前触れなく突然に生じて人を大いに驚かせるような衝撃的な事件や出来事のこと」、あるいは「突然の知らせを受けた際の大きな衝撃のこと」を意味する表現である。中国の古典にもとづく故事成語である。

「青天の霹靂」の「青天」とは、青く晴れ渡った空のことである。意味は「晴天」と同じであるが、「青天の霹靂」では「青天」と書く。

「青天の霹靂」の「霹靂」とは、激しい雷鳴もしくは雷光・落雷のことである。「霹」も「靂」も雷および雷鳴を意味する字である。

要するに「青天の霹靂」とは、「よく晴れた日に突如として雷が鳴り響く」ということである。そして「あまりにも突然の衝撃的な知らせに死ぬほどビックリする」状況の比喩として用いられているわけである。

「青天の霹靂」の語源・由来  

「青天の霹靂」は故事成語である。古代中国(南宋)の詩人・陸游が詠んだ「放翁病過秋、忽起作醉墨。正如久蟄龍、青天飛霹靂」という一節を典拠とする。

故事成語の原典が「青天飛霹」と書かれているから、「青天の霹靂」が正しくて「晴天の霹靂」は正しくない、と判断されるわけである。

ただし、現代の漢字圏において「青天の霹靂」が正しく「晴天の霹靂」は誤りであるという共通認識が維持されているかというと、必ずしもそうとは限らない。

たとえば台湾の小学校が管理運営しているウェブサイト「基隆市武崙國小成語詞典」では、「青天霹靂」の項目とは別個に、「晴天霹靂」が見出し語(詞目)で「青天霹靂」を類似語(相似詞)として掲げている項目も設けられていたりする。

関連サイト:
晴天霹靂 ― 基隆市武崙國小成語詞典