2011年11月29日火曜日

ジェネリック医薬品

読み方:ジェネリックいやくひん
別名:後発医薬品
英語:generic medicine

新薬の特許が切れた後、新薬の開発元とは異なる製薬会社によって製造・販売される、有効成分が同じ医薬品。

ジェネリック(generic)は英語で「一般的な」「登録商標されていない」といった意味を持つ。日本語では、ジェネリック医薬品は「後発医薬品」とも呼ばれる。後発医薬品に対して、特許で保護された新薬を「先発医薬品」と呼ぶ。

ジェネリック医薬品は、特許が切れて新薬の成分や製法が公開された後に、その公開された情報に基づき製造される。製造法が確立されているため、開発のリスクやコストは先発医薬品に比べて遥かに少なくて済む。そのため、同等の効果を持つ医薬品が安い価格で提供できるようになる。

国の認可を受ける際には、薬の成分の有効性や安定性は先発医薬品で確認済みであるため、臨床試験が省略される。場合によっては特許の期限切れとほぼ同時に数種類、十数種類のジェネリック医薬品が各社から発売されることもあるという。