2012年1月30日月曜日

川崎病

読み方:かわさきびょう
別名:小児急性熱性皮膚粘膜リンパ節症候群

小児科医・川崎富作が発見した、主に4歳以下の乳幼児がかかる病気。発熱・発疹・充血などの症状が急性の症状として表れる。1960年代に発見された病気だが、病因は2011年現在もはっきりと特定されていない。

川崎病にかかる例はアジア地域に多いとされる。日本でも年に数千人の乳幼児が罹患しているとされる。日本川崎病研究センターが2011年12月に発表した調査報告によれば、2010年の国内の川崎病患者は1万2700名を上回ったという。罹患率は10万人あたり239人と、記録上過去最高となっている。

2012年1月、NHKニュースの報道によると、厚生労働省の研究班が川崎病に対して、免疫グロブリンと共にステロイドを使用した治療を行うことで、後遺症の残る例を減らすことができることを発表した。

関連サイト:
日本川崎病研究センター
「川崎病」に新たな治療法 - NHKニュース 2012年1月30日閲覧