2012年1月30日月曜日

宇宙ごみ

読み方:うちゅうごみ
別名:宇宙ゴミ
別名:スペースデブリ
英語:space debris

地球の衛星軌道の上を周回している、運用されていない人工物の総称。活動を終えて放棄された人工衛星、制御に失敗して運用不可能となったもの、それらが衝突して生じた破片、などがある。

宇宙ごみの大きさは大小さまざまであるが、いずれも秒速数キロの速度で周回しており、直径数ミリメートル程度の小片、例えば剥がれた塗料などであっても、宇宙船の航行に致命的な損傷を与える可能性がある。そのため、国際宇宙ステーションをはじめとした宇宙活動において宇宙ごみは危険視される。

2012年1月現在、地球の周囲に存在する宇宙ごみの数は数千の単位に上っており、衝突が発生したり衝突回避の措置を取ったりすることが頻繁に発生している。

ちなみに「デブリ」とはガレキやゴミのことであり、大津波などによって海にさらわれた地上の構造物のガレキなどが「津波デブリ」と呼ばれるこもある。

関連サイト:
スペースデブリ対策の研究 - JAXA
NASA Orbital Debris Program Office - NASA(英語)