2012年10月9日火曜日

ヒトクローン技術規制法

読み方:ヒトクローンぎじゅつきせいほう
別名:クローン技術規制法
別名:ヒトに関するクローン技術等の規制に関する法律

クローン技術を用いてヒトのクローン個体(いわゆるクローン人間)を作成することを禁止する、日本の法律。2000年に公布された。

ヒトクローン技術規制法では、人間の尊厳の保持ならびに社会秩序の維持などの観点に基づき、ヒトクローン胚を人や動物の胎内に移植することを禁じている。違反者には10年以下の懲役刑、1000万円以下の罰金刑の一方、あるいは両方が科される。

ヒトクローン技術規制法において、胎内への移植が禁じられているヒトクローン胚は、作成材料にヒトの受精卵を使用する。これは、やがて生命となるはずだった細胞を壊して利用することを意味する。生命倫理の議論においてはこの点も問題視されるが、ヒトクローン技術規制法ではこの点は言及されていない。