2012年11月6日火曜日

藍綬褒章

読み方:らんじゅほうしょう
英語:Medal with Blue Ribbon

褒章の一種で、特に教育、医療、社会福祉、産業振興などの分野において、多年の努力により公衆の利益に貢献した者に授与される栄典。

藍綬褒章の授与対象について、内閣府ウェブサイト「褒章の種類及び授与対象」では次のように述べている。
公衆の利益を興し成績著明である者又は公同の事務に尽力した者
ちなみに、褒章制度の根拠として明治14年に制定された「褒章条例」第一条では、藍綬褒章は次のように規定されている。
教育衛生慈善防疫ノ事業、学校病院ノ建設、道路河渠堤防橋梁ノ修築、田野ノ墾闢、森林ノ栽培、水産ノ繁殖、農商工業ノ発達ニ関シ公衆ノ利益ヲ興シ成績著明ナル者又ハ公同ノ事務ニ勤勉シ労効顕著ナル者ニ賜フモノトス
近年では、医師会や労働組合の代表を長年務めてきた者、民生委員・児童委員、国勢調査員、保護司、消防団の団長などが多く藍綬褒章を受賞している。

褒章には藍綬褒章、紅綬褒章、緑綬褒章、黄綬褒章、紫綬褒章、紺綬褒章の6種がある。いずれも天皇陛下の名において徽章と共に授与される。

藍綬褒章は、毎年春と秋の2回、春はみどりの日に、秋は文化の日に発表される。それぞれ「春の褒章」、「秋の褒章」と通称される。

関連サイト:
褒章の種類及び授与対象 - 内閣府
褒章条例 - e-Gov