2012年11月6日火曜日

紅綬褒章

読み方:こうじゅほうしょう
英語:Medal with Red Ribbon

褒章の一種。自己の危難を顧みず人命の救助に尽力した者を顕彰して贈られる栄典。

褒章制度の根拠として明治14年に制定された「褒章条例」第一条では、紅綬褒章は次のように規定されている。
自己ノ危難ヲ顧ミス人命ノ救助ニ尽力シタル者ニ賜フモノトス
紅綬褒章の受賞者は毎回数名程度であり、褒章の中では最も受賞者数の少ない部類といえる。また、褒章の多くが、長年にわたる取り組みの成果を功績として称えるものであり、受賞者の年齢もおおむね高い傾向があるのに対し、紅綬褒章ではたびたび30代、20代、あるいは10代の者に授与されている特徴がある。

褒章には紅綬褒章、緑綬褒章、黄綬褒章、紫綬褒章、紺綬褒章、藍綬褒章の6種がある。いずれも天皇陛下の名において授与される。

紅綬褒章は、毎年春と秋の2回、春はみどりの日に、秋は文化の日に発表される。それぞれ「春の褒章」、「秋の褒章」と通称される。

関連サイト:
褒章の種類及び授与対象 - 内閣府
褒章条例 - e-Gov