2013年1月15日火曜日

卵子バンク

読み方:らんしバンク
英語:ova bank
英語:egg cell bank

不妊治療の手段の一つとして第三者から提供された卵子を保存する施設・機関。早発閉経や、ターナー症候群による卵巣の機能不全、機能低下などにより、健康な卵子を持てない女性に、卵子を提供することを目的とする。

卵子バンクと同様、男性のドナーから提供を受けた精子を保存する機関は精子バンクと呼ばれる。

日本国内では、精子バンクおよび卵子バンクのあり方や是非について、厚生労働省が2003年に調査報告書をまとめている。以来2013年1月現在まで10年間にわたり、特に目立った進展はなかったとされる。

2013年1月14日、民間団体の卵子バンク「卵子提供登録支援団体」が発足を発表した。翌15日には田村憲久厚生労働大臣が卵子バンク・精子バンクの是非に関する議論を再開すべきとの見解を表明している。

関連サイト:
「精子・卵子・胚の提供等による生殖補助医療制度の整備に関する報告書」について - 厚生労働省審議会議事録