2013年5月15日水曜日

日本遺産

読み方:にほんいさん

ユネスコが定める世界遺産への登録を目指して、世界遺産暫定リストにある日本国内の文化財や自然遺産を国内の遺産として認める制度。2013年5月15日現在、政府によって創設が検討されている。

日本遺産を設立することで日本の文化財を、世界遺産の登録につなげようとする意図がある。日本の文化財を世界に向けて発信することが目的の一つで、経産省が推進する「クールジャパン」政策の一つとも位置づけられている。また日本遺産を観光資源として活用し、その地域の活性化も視野に入れている。

2013年5月時点で、ユネスコの暫定リストにある日本の文化財は、富士山や古都鎌倉の寺院・神社など計13件である。菅義偉官房長官は5月14日の記者会見で、日本遺産の具体的な内容については文化審議会などの意見を集約して決定すると述べた。

関連サイト:
「日本遺産」の創設検討 政府、世界遺産登録へ後押し - 日本経済新聞