2013年12月5日木曜日

伊四〇〇型潜水艦

読み方:いよんひゃくがたせんすいかん
別名:伊400型
別名:伊四〇〇型
別名:伊400型潜水艦
別名:伊號第四百型潜水艦
別名:潜特型

第二次世界大戦中に旧日本軍(大日本帝国海軍)が建造した潜水艦の艦級。一番艦「伊四〇〇」から「伊四〇五」までの3隻の同型艦が竣工した。

伊四〇〇型潜水艦は全長が122メートルあり、同時代の潜水艦としては世界最大級だった。艦内に攻撃機を収容でき、潜水艦でありながら空母の機能を持つという稀有な特徴を持つ。同時に、伊四〇〇型潜水艦は超長距離の航続が可能であり、北米大陸に到達して(攻撃機により要所を破壊して)帰還することが可能であるよう設計されていた。

伊四〇〇型潜水艦の一番艦「伊四〇〇」は1944年12月に、二番艦「伊四〇一」は翌月の1945年1月に竣工した。1945年8月に出撃する予定であったが、8月15日にポツダム宣言が受諾され、そのまま終戦を迎えた。伊四〇〇、伊四〇一、やや遅れて竣工していた「伊四〇二」は、終戦後米軍に拿捕され、撃沈処分された。

「伊四〇〇」「伊四〇一」をはじめ、ハワイ諸島周辺で撃沈された旧大日本帝国海軍の潜水艦は、ハワイ大学の海洋調査研究所が1992年から探索の対象としてきた。伊四〇〇型潜水艦のうち「伊四〇一」が2005年に発見され、「伊四〇〇」も2013年に発見された。