2013年12月20日金曜日

キロボ

英語:KIROBO

東京大学、ロボ・ガレージ、電通、トヨタなどのグループにより開発された、世界初の「ロボット宇宙飛行士」。身長は約34センチメートル、体重は約1キログラムである。

キロボには、人間と会話するために必要な音声認識、顔認識、人工音声合成などの機能が備わっており、無重力環境で正常に動作するように設計されている。キロボのようなロボット宇宙飛行士には、人間の宇宙飛行士とコミュニケーションをとって精神面をサポートする役割や、管制室と通信を行い作業手順を説明するなどして、人間の宇宙飛行士の作業の正確性や効率性を高める役割などが期待されている。

キロボは、2013年8月に「こうのとり」4号に「搭乗」して国際宇宙ステーションに向かい、12月には宇宙飛行士の若田光一と会話実験を行った。

なお、「キロボ」の名称は公募によって決定された。キロボと同型の地上で活動を行うロボットは、同じく公募により、「ミラタ(MIRATA)」と命名されている。

関連サイト:
きぼうロボットプロジェクト