2014年2月18日火曜日

スノーマゲドン

別名:スノウマゲドン
英語:Snowmageddon

記録的な大寒波あるいはブリザード(暴風雪)を形容する際に、北米のメディアや一般市民が用いることがある表現。

「スノーマゲドン(Snowmageddon)」は、「雪(snow)」と「アルマゲドン(Armageddon)」を組み合わせた造語である。「アルマゲドン」とは、新約聖書に登場する「最終戦争」という意味の言葉で、この場合は「世界の破滅」という意味を持つ。スノーマゲドンとは、その名の通り、この世の終わりを思わせるような被害をもたらす大寒波を指す言葉である。

スノーマゲドンの語は2009年が初出だといわれているが、ワシントン・ポスト紙が2010年2月の大寒波をスノーマゲドンと呼んだことがきっかけで、一般に広まったといわれている。なお、ワシントンポスト紙はその際、一般読者を対象とした命名案の投票を行っており、「スノーマゲドン」が約5000票中36%という、最も多くの票を獲得していた。その後、2011年、2013年、2014年などの大寒波も、メディアや一般市民などにより、スノーマゲドンとして言及されることがあった。

スノーマゲドンに類似の言葉として、「雪(snow)」と「黙示録(Apocalypse)」を組み合わせた「スノーポカリプス(Snowpocalypse)」、「雪(snow)」と「ゴジラ(Godzilla)」を組み合わせた「スノージラ(Snowzilla)」などもある。それぞれの類似の単語が、発生時期の異なる特定の大寒波を指すこともあり、例えば「スノーポカリプス」は2009年の、「スノージラ」は2010年の大寒波を指すことが多い。

なお、「スノウマゲドン」は、シェルドン・ウィルソン監督の2011年のテレビ映画のタイトルとしても用いられている。

関連サイト:
Vote for storm name, Twitter hashtag & snow total - The Washington Post