2014年2月6日木曜日

ミュンヘン安全保障会議

読み方:ミュンヘンあんぜんほしょうかいぎ
別名:Münchner Sicherheitskonferenz
英語:Munich Security Conference
英語:MSC

ドイツのミュンヘンで毎年2月の初め頃に行われている、安全保障に関する国際会議。毎年70か国以上から政府の要人、軍や市民団体の代表者などが集まる、最も重要な国際会議の一つとされている。「安全保障におけるダボス会議」と形容されることもある。

ミュンヘン安全保障会議は1962年に初めて開催され、2014年に第50回を数えた。2014年現在の議長は、ドイツのヴォルフガング・イッシンガーである。ミュンヘン安全保障会議には各国から閣僚級の政治家が参加しており、フランスのニコラ・サルコジ大統領やドイツのアンゲラ・メルケル首相、米国のヒラリー・クリントン国務長官なども参加経験がある。日本からは例年、外務大臣や防衛大臣などが参加してきたが、開催日程が国会の予算審議の時期に重なることもあり、2010年から2013年までは、首相や大臣ではなく副大臣あるいは政務官が派遣されてきた。

2011年の第47回ミュンヘン安全保障会議では、米国とロシアの間で第四次戦略兵器削減条約(新START)条約の批准書の交換が行われた。

2014年1月から2月にかけて行われた第50回ミュンヘン安全保障会議では、主にシリア内戦やウクライナにおける反政府デモ(ユーロマイダン)、イランの核開発問題などが議題となった。日本からは岸田文雄外務大臣が参加し、「国際協調主義に基づく積極的平和主義」を掲げるスピーチを行った。

関連サイト:
Munich Security Conference