2014年2月28日金曜日

受忍限度

読み方:じゅにんげんど

受けた苦痛の程度が、賠償を請求してしかるべき程度と言えるか、あるいは、社会生活を営む上で我慢するべきと言える程度であるかを分かつ水準。

受忍限度は、主に精神的苦痛を理由とする訴訟において争点の一つとなる。典型的には騒音被害を訴える裁判では、騒音の程度は重要な判断要因とされる。環境省は「騒音に係る環境基準」として、昼間・夜間それぞれの騒音の限度の基準を策定している。

騒音の他にも、振動、悪臭、日当たり、といった環境まわり、あるいはプライバシーの侵害、名誉毀損といった事柄に関しても、受忍限度が顧慮される。

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