2014年8月8日金曜日

エボラウィルス

別名:エボラウイルス
英語:Ebola virus

エボラ出血熱(EVD)の病原体として知られるウィルス。フィロウイルス科(Filoviridae) エボラウイルス属 (Ebolavirus)に分類される。さらに下位区分としてスーダン株(SUDV)やザイール株(EBOV)などの種に区分される。

エボラウィルスは細長い糸のような姿をしている。長さは1000ナノメートル(nm)前後で、曲がりくねった形をしている。曲がり方は一様でなく、多様性がある。

エボラウィルスのうち、ザイール株、スーダン株、および、ブンディブギョ株の3種は、アフリカで過去に大きな流行(アウトブレイク)を引き起こしている。とりわけザイール株は強い病原性を示すとされる。病原体を安全に取り扱う環境として要求されるバイオセーフティレベル(BSL)は最高ランクのグループ4に区分される。

関連サイト:
エボラ出血熱とは - 国立感染症研究所
エボラウイルス疾患:背景とサマリー - 厚生労働省検疫所(2014年3月WHOによる報告の邦訳)