2015年4月6日月曜日

論理展開

読み方:ろんりてんかい

主張や結論を引き出すための論理的な根拠。

論理展開には、演繹法と帰納法の2つの手法がある。演繹法は、ルールや一般的な習慣を前提に結論を引き出す方法で、三段論法ともいう。例えば、「全ての人間は死すべきものである。」という大前提のもとに「ソクラテスは人間である。」という小前提があり、「ゆえにソクラテスは死すべきものである。」という結論を引き出す手法が演繹法による論理展開である。

また、帰納法は、過去の事例や検証などから結論を引き出す方法である。例えば、ある介護施設を経営する企業に投資する場合に「収益は年々増加傾向にある」、「介護施設の利用者や周辺住民から高い評価を受けている」、「介護人口は今後増加するという調査結果が出た」という事実をもとに、「介護施設を経営する企業に投資をする」という結論を引き出す手法が帰納法である。

なお、論理展開では、演繹法の大前提となっているもの、また、帰納法の事例となっているものに誤りがあると結論は覆される。