2020年11月24日火曜日

マイクロトラウマ

別名:微小外傷
英語:microtrauma

マイクロトラウマ(microtrauma)とは、微小なダメージが蓄積されて深刻な傷となること、および、そのような微小なダメージのこと。心の傷(トラウマ)を指すことも多いが、身体的な外傷を指す意味で用いられることもある。

心的外傷を指す意味のマイクロトラウマは、いわば「ちょっとした嫌な経験」のことである。1度や2度なら大した悩みの種にもならずに忘れてしまえるが、何度も続けば蓄積されてただならぬ精神的ダメージにつながる。個々の「嫌な経験」は程度が小さいため、意識されにくく、受ける側も我慢で乗り切ろうとしやすい。

小言、否定的発言、矛盾した指示などは、マイクロトラウマに該当し得る。

身体的外傷についても、ちょっとしたダメージをマイクロトラウマと呼ぶことがある。例えば、運動する際に体の動かし方が正しくなかったりすると、関節や筋肉の一部に余計な負担がかかりやすい。そのまま運動を続けると、徐々に痛くなって運動が続けられなくなる。