読み方:こうじょ
皇女(こうじょ)とは、一般的には「天皇の娘」を指す語である。「ひめみこ」とも読む。2020年11月現在、女性皇族が結婚により皇籍を離脱した際に贈る尊称として用いることが検討されている。
女性皇族が他家に嫁ぐ場合は皇籍を離れることになっている。皇籍から離脱するということは、すなわち、皇族ではなくなるということである。皇族として公務に関わる資格を喪失することをも意味する。新設が検討されている「皇女」とは、皇籍を離脱した後も公務に関わってもらうための案である。
女性皇族が結婚した後も皇籍を離脱せず皇族であり続けるようにする、という案は「女性宮家」と呼ばれ以前から提唱されてきた。女性宮家を創設する案は、女系天皇の容認に結びつく可能性の高い考え方であるため、見送られて来ている。