2011年3月2日水曜日

ズーノーシス

別名:動物由来感染症
別名:人獣共通感染症
別名:人畜共通感染症
英語:Zoonosis

動物から人間に感染する病気。動物と人に共通する感染症の総称。医療分野は医学および獣医学にまたがる。

ズーノーシスの代表的な例として、狂犬病、ペスト、日本脳炎、鳥インフルエンザなどがある。感染経路は、野生動物に咬まれた傷からの感染、蚊やネズミなどの媒介による感染の他に、食肉や、ペットとの接触を通じての感染が考えられる。

近年では、ペットを経由したズーノーシスの危険性が高まっていると指摘されている。その背景として、ペットと飼い主との関係がより親密になりスキンシップの機会が増えていること、感染源が輸入動物として世界中どこへでも移動する環境になっていること、珍しいペットを欲しがる人が増え、野生動物のペット化などが進んでいること、といった理由がある。

ズーノーシスを抑えるためには、身の回りの環境を衛生的にすることはもちろん、ペットには予防注射をする、自分の使用している箸でペットに食べさせることはしない、濃厚な接触は控える、といったことを普段から心がける必要があるという。

関連サイト:
動物由来感染症とは? - 厚生労働省検疫所