2013年11月1日金曜日

クラウド型電子図書館サービス

読み方:クラウドがたでんしとしょかんサービス
別名:クラウド型電子図書館システム

電子図書館の運営に必要な図書館システムや電子書籍のデータなどを、クラウド(SaaS)の方式で提供するサービス。2013年11月現在、複数の企業によって提供されている。

クラウド型電子図書館サービスでは、システムやデータなどは提供者のデータセンターから、インターネット経由で提供される。そのため、個々の図書館でシステムを構築したり、書籍などのデジタル化を行ったりすることなく、電子図書館サービスを運用・提供することが可能になる。また、サービスの種類によっては、基幹となる図書館システムや書籍データに加えて、図書館間の情報共有システムや、横断検索機能などの付加機能を提供している例もある。

クラウド型電子図書館サービスを利用すると、各図書館が個別に電子図書館システムを構築する場合と比較して、システムの開発、管理、障害対応などに要するコストが削減され、その実現がより容易になるといわれている。